医療アートメイク
本日は、監修というのは大げさですが、少しかかわっている【医療アートメイク】の講習会を覗かせていただきました。
【アートメイク】は、海外では、タトゥーに属される技術で、タトゥ―ライセンスで施術できる国がほとんどですが、ここ日本では、針を使った医療行為と認識され、いわゆる【医療アートメイク】として、クリニックにおいて医師もしくは、医師管理の元、看護師が施術するルールになっています。
これに異論を唱える団体も見えるのは存じますが、現状としてはこれがルールであり、法律上、決められております。(今回、議論は置いておきます)
近年、【医療アートメイク】は、人気が出ており、特にコロナ禍の中においては、眉に加えて、リップの施術がとても人気です。またキリリとした眉を目指す男性も、生え際を濃くしたい方も、とても多くなっています。
私(院長)自身も、自ら【医療アートメイク】の講習を受け、『ディプロマ』を取得し、昨年は、その専門クリニックの立ち上げ院長として関わりました。
一言で【医療アートメイク】といっても、美容としての認識の強い、眉やリップのアートメイクのほか、パラメディカルの分野として、再建乳房の乳首アートメイクや白斑、傷跡などのアートメイクも含まれています。もちろん、パラメディカルを中心に腕を磨く看護師も居ますが、まだまだ多くに認知されていない分野なので、ほとんどが美容としての眉やリップのアートメイクを行っているわけです。
私(院長)自身も、眉のアートメイクを入れており、楽である実感を感じているわけです。確かに、眉は美容としての認識が強く若い女性に人気ですが、高齢女性などは、視力低下や手の震えなどによって、お化粧をしたい、眉が描きたいのにうまく描けないというお話をよく聞きます。高齢者へのアートメイクに関しては、実際には賛否両論あるのも事実で、すべての人がやるべき、やれるものというわけではありません。ただ、上記のような気持ちの女性に関しては、検討するべき施術ではないかと思っています。
私(院長)自身が、パラメディカルアートメイクも含め、【医療アートメイク】を理解し、施術する医師として、リスクを含めた説明のある診察もできる立場にあるので、広めていける役割が担えればとも考えます。
実際、眉の施術を私(院長)がした義母は、とても喜んでくれています。
本日の講習会では、【医療アートメイク】の技術を習得しようとする看護師が熱心に参加されていました。滋賀でどのくらい興味がある方がおり、実際に施術を受けたいと思う方が居るのかは未知ですが、私(院長)の眉を見て考えてもらってもいいかもしれませんね。そろそろメンテナンスの時期ですが(笑)
※タトゥーとアートメイクの違い。
タトゥー(入れ墨):皮膚の深い位置に色素を置くため、基本、一度入れたらそのまま変わらず。
アートメイク:皮膚の浅い部分に色素を置くため、皮膚の自然な入れ替わりにより、徐々に薄くなっていきます。